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【通貨】明日の為替相場見通し=日銀会合意識し荒い展開も

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、週末の日銀金融政策決定会合を意識した神経質な展開が予想される。予想レンジは1ドル=120円00~121円30銭。前週末に中国人民銀行が追加金融緩和を決定したことから、リスク回避姿勢が後退し、ドル買い・円買いの姿勢が強まった流れを引き継ぎ、この日は121円40銭台で始まった。ただ、上値には利益確定売りが膨らんだほか、夕方の欧州時間に内閣官房参与の浜田宏一・米イエール大名誉教授が、30日の日銀金融政策決定会合に関して、「雇用情勢の改善が続く中で、日銀が追加緩和を見送る可能性がある」と発言したと伝わると120円70銭台まで値を下げた。あすは日銀会合を巡る憶測から値の荒い展開となる可能性もある。今晩の米9月新築住宅販売の結果などに左右されるが、ここ急速にドル高・円安が進んだだけに、状況次第では120円前半を試す円高局面もあり得そうだ。(岡里英幸)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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