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【市況】26日の中国本土市場概況:上海総合は0.5%高で3日続伸、人民銀の追加緩和策が支え


週明け26日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比17.15ポイント(0.50%)高の3429.58ポイントと3日続伸した。上海A株指数は18.06ポイント(0.51%)高の3591.91ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.73ポイント(0.21%)安の350.61ポイント、深センB株指数が6.18ポイント(0.53%)高の1167.06ポイントで引けた。

中国人民銀行(中央銀行)の金融緩和スタンスが支え。人民銀は23日夜、政策金利と預金準備率を同時に引き下げると発表した。第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が本日開幕(29日まで)したことも支援材料。第13次5カ年計画(2016~20年)の骨子が策定される予定だ。ただ、買い進む動きはみられない。上海総合指数はこのところ3500ポイントが上値として意識されている(本日の高値は3457.52ポイント)。一時マイナス圏に沈む場面もみられた。

業種別では、証券株の上げが目立つ。招商証券(600999/SH)は3.8%高。マーケットの信用取引残高が増加傾向にある??と伝わるなか、手数料収入などが増えると連想されている。景気動向に敏感な資源・素材株もしっかり。政策期待のあるインフラ関連株や環境保護関連株も物色された。再生可能エネルギーの中節能風力発電(601016/SH)は値幅制限いっぱいまで買われている。ITハイテク関連株、消費関連株なども値を上げた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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