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【材料】菱地所が4日ぶり反落、「4~9月期の営業益750億円」報道も戻り待ちの売りが重しに

 三菱地所<8802>が4日ぶりに反落した。24日付日本経済新聞朝刊が「2015年4-9月期は連結営業利益が前年同期比1割程度増え、750億円前後になったようだ。4-9月期としては過去最高だった10年4-9月期(756億円)に迫る。」と報じたことを受け、朝方は買いが先行し、34.5円高の2672.5円と8月25日以来2カ月ぶり高値水準となる場面があった。

 しかし、8月21日の急落後は全般急落展開となるなか、同社株も9月には2359円と7ヵ月ぶり安値圏に下落。その後、長期相場を示唆する52週移動平均線(2600円台後半)が上値ネックラインとなっている。この日も、前週末に続き一時52週線を回復したものの戻り待ちの売りが上値を抑えた格好となった。不動産は業種別株価指数で小反落、三井不動産<8801>も朝方の上げを消すなど、海運、鉱業、食品などと伴に数少ない軟調組となった。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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