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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は反発、欧米市場の上昇を受け


【ブラジル】ボベスパ指数 47596.59 -0.37%
23日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比175.55ポイント安(-0.37%)の47596.59で取引を終えた。48837.02から47502.27まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは26、値下がりは35、変わらず2であった。

この日は中国の追加利下げ発表を好感して、欧米で一段の株高になったことで、ブラジル株も買いが先行した。しかしながら、ブラジルの政治混迷への懸念は根強く、その後売りが優勢になったもよう。23日発表のブラジルの9月経常収支が、赤字縮小予想に反して-30.76億ドルに拡大した(8月は-26.26億ドル)。

【ロシア】MICEX指数 1725.45 +0.78%
23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比13.35ポイント高(+0.78%)の1725.45で取引を終了した。1710.60から1734.92まで上昇した。

前日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の12月追加緩和示唆に続いて、この日は中国人民銀行が政策金利と預金準備率の引き下げを決定(24日から実施)。欧米で一段の株高になったことで、ロシア株も買いが継続した。ユーロ圏の10月製造業、サービス業、総合のPMI速報値がすべて上振れだったことも好感された。

【インド】SENSEX指数 27470.81 +0.67%
23日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比183.15ポイント高(+0.67%)の27470.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同43.75ポイント高(+0.53%)の8295.45で取引を終えた。

買いが先行した後も高値圏でもみ合った。前日の欧米市場が上昇したことやこの日のアジア市場がしっかりとした値動きを示したことが支援材料。また、欧州の追加緩和観測も好感された。ドラギECB総裁が理事会後の会見で、12月に開かれる会合での量的緩和に前向きな発言をした。


【中国本土】上海総合指数 3412.43 +1.30%
23日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.70ポイント高(+1.30%)の3412.43ポイントと続伸した。

前日の好地合いを継ぐ。第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)の開催を来週26~29日に控え、政策に対する期待感が強まっている。金融緩和の観測も浮上。近く預金準備率の再引き下げなどが打ち出されるとの思惑が強まっていることも追い風だ。22日の急伸銘柄が利食い売りで弱含む場面がみられたものの、中盤から買いの勢いが増している。

《NH》

 提供:フィスコ

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