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2015年10月24日20時50分

【市況】来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀会合、米FOMC、5中全会


■株式相場見通し

予想レンジ:上限19400-下限18600円

来週は決算発表が第一弾のピークを迎え、約860社が決算を発表する。これまでの流れからはアク抜け感が強まりやすく、市場のムードは悪くない。海外決算では米アップル、独フォルクスワーゲン(VW)の決算が予定されている。米国ではハイテク企業の好決算やM&Aなどが相次いでおり、足元で大きく調整していた電子部品株への見直しに向かわせよう。VWの決算では自動車部品株などのアク抜けに期待したいところ。29日からは東京モーターショーが開催されることもあり、次世代自動車関連銘柄への物色も強まりそうだ。

その他、10月30日の日銀の金融政策決定会合への期待感なども買い戻しに向かわせる一因とみられる。今回のドラギ総裁の発言により、年末までは緩和期待が相場の下支えとして意識されやすい。国内についても10月末の金融政策決定会合では現状維持との見方が大勢。瞬間的には失望売りも考えられるが年内の追加緩和期待は根強いことから、失望以上に押し目買い意欲の方が強いだろう。

その他、中国では26日から開催される第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)に対する期待が高まりやすい。成長率目標を引き下げるとの見方が出ているが、この成長目標を達成する上で、政府は戦略として消費促進、投資の安定化、輸出支援を目指すとみられている。世界的な緩和ムードの中、リバウンド機運が高まりやすいとみられる。

27、28日に行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向への関心も集まりやすいとみられる。中国経済の不振が影響して米景気に減速感が出ているため、9月に続いて利上げを見送り、事実上のゼロ金利政策の維持を決めるとみられる。それでも、FOMC参加者の大半は年内の利上げを見込んでいると、前回の会合でイエレン議長は述べていることもあり、29日の7-9月期の米GDP速報値への関心も高まるだろう。ただ、米国については年内利上げ観測が根強いなかでもリバウンド基調が強まってきている状況であり、米国市場はアク抜けとみてよさそうだ。


世界の金融政策への期待等から海外市場もリバウンドが意識されやすいなか、相対的に戻りの鈍さが意識されている日本株市場には、海外勢の資金回帰への期待も高まろう。海外市場の安定と緩和期待が相場を下支えするとみられ、さらに翌週の郵政グループ上場が成功となれば、センチメントを相当高める要因となる。市場は早くも師走相場的なムードを高めてくることも意識しておきたい。



■為替市場見通し

来週のドル・円は上昇一服か。最近の米金融当局者による発言から、米国の年内利上げ観測はやや後退しており、27-28日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融政策の現状維持が賛成多数で決定される見込み。30日に開かれる日本銀行(日銀)の金融政策決定会合では、追加緩和の是非について議論される見通しだが、今回も現行の金融政策が維持される見込み。中国人民銀行は23日、追加の金融緩和を発表。欧州中央銀行は12月に現行の金融緩和策を再検証し、追加緩和を実施する可能性がある。

世界経済の成長鈍化に対応するため、日銀は追加緩和策を導入するとの見方は外国人投資家の間で多いことから、金融政策の現状維持が決まった場合、円買いが強まる可能性がある。ドル高・円安の進行は一服すると予想されるが、年内追加緩和への期待が失われることはないとみられており、リスク回避的なドル売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。




■来週の注目スケジュール

10月26日(月):独IFO景況感指数、米新築住宅販売件数、5中全会など
10月27日(火):パートナーエージェント上場、米FOMC、アップル決算など
10月28日(水):バルニバービ上場、東京モーターショー、米政策金利など
10月29日(木):鉱工業生産指数、米7-9月GDP速報値、米新規失業保険申請件数など
10月30日(金):日銀金融政策決定会合、米個人消費支出、スペインGDP速報値など
11月 1日(日):中製造業PMI、中非製造業PMIなど

《TM》

 提供:フィスコ

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