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【市況】23日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、欧米株高や中国本土の金融緩和観測が支援材料に


23日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比306.57ポイント(1.34%)高の23151.94ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が141.52ポイント(1.34%)高の10742.04ポイントと、そろって3日ぶり反発した。売買代金は725億3500万香港ドル(22日は691億6600万香港ドル)。

内外環境の改善で買われる流れ。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測が広がるなか、昨夜の欧米株が軒並み上昇した流れを継いだ。中国本土の金融政策にも期待感。近く預金準備率の再引き下げなどが打ち出されるとの思惑が強まっていることも追い風だ。

ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.3%高、香港不動産開発の恒隆地産(101/HK)が3.0%高、生命保険アジア大手のAIA(1299/HK)が3.0%高と上げが目立った。

自動車株も高い。華晨中国汽車HD(1114/HK)が6.5%、吉利汽車HD(175/HK)が4.4%、長城汽車(2333/HK)が4.2%、北京汽車(1958/HK)が3.2%ずつ値を上げた。

中国のエネルギー株も軒並み上昇。石油・化学大手の中国石油化工(386/HK)が2.9%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が1.9%高、油田掘削サービスの中海油田服務(2883/HK)が1.7%高、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が1.6%高で引けた。神華能源は引け後、四半期業績を発表する予定となっている。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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