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【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反発、ファーストリテイリング後場伸び悩むも値上がり寄与トップ


23日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり209銘柄、値下がり12銘柄、変わらず4銘柄となった。

日経平均は大幅反発。22日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁発言を受けて欧州市場が全面高となったほか、米国市場でNYダウが320ドル高となった。こうした流れから日経平均は326円高でスタートすると、寄付き後も上げ幅を広げ18800円台を回復した。その後はここまでの上昇を受けて利益確定の動きが見られた一方、日本銀行による追加金融緩和への期待などが支えとなり、18800円台での高値もみ合いとなった。後場の寄り付きで一時18900円台に乗せる場面もあった。

大引けの日経平均は前日比389.43円高の18825.30円となった。東証1部の売買高は21億2785万株、売買代金は2兆5642億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、食料品、不動産業、証券が3%を超える上昇となった。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり、日経平均を約26円押し上げた。後場に一時44290円まで上昇する場面があったが、その後は上げ幅を縮小し1.5%高で取引を終えた。ホンダ<7267>が4.0%高と急反発。一部証券会社で新規買い推奨の動きが見られた富士フイルム<4901>は3.8%高となった。食料品株のJT<2914>やキッコーマン<2801>はいずれも4%超上昇した。

一方、値下がり寄与トップは中外薬<4519>となった。前日引け後に発表した第3四半期決算は市場コンセンサスをやや上回り、朝方は買いが先行したものの、サプライズに乏しいとの見方もあり利益確定売り優勢となった。クラレ<3405>は一部外資系証券が投資評価を引き下げている。大成建<1801>は取引時間中に上期利益見通しの上方修正を発表したが、材料出尽くし感から株価はマイナスへと転じた。


*15:00現在

日経平均株価  18825.30(+389.43)

値上がり銘柄数 209(寄与度+399.27)
値下がり銘柄数  12(寄与度-9.84)
変わらず銘柄数  4

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 43870 650 +25.50
<9433> KDDI 2921 95 +22.36
<6954> ファナック 20460 560 +21.97
<9984> ソフトバンクG 6590 143 +16.83
<7267> ホンダ 4063 157 +12.32
<6971> 京セラ 6005 136 +10.67
<6988> 日東電 7973 268 +10.51
<4324> 電通 6710 240 +9.41
<6762> TDK 7680 230 +9.02
<9735> セコム 7886 215 +8.43
<4503> アステラス薬 1649.5 37.5 +7.36
<2914> JT 4283 187 +7.34
<4901> 富士フイルム 4672 172 +6.75
<4543> テルモ 3435 85 +6.67
<8035> 東エレク 6652 166 +6.51
<2801> キッコーマン 3730 150 +5.88
<4063> 信越化 6957 148 +5.81
<7270> 富士重 4618 131 +5.14
<5108> ブリヂストン 4398 122 +4.79
<8830> 住友不 4117 115 +4.51

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4519> 中外薬 3770 -75 -2.94
<3405> クラレ 1468 -62 -2.43
<3382> 7&I-HD 5371 -53 -2.08
<9613> NTTデータ 6080 -20 -0.78
<4041> 日曹達 932 -11 -0.43
<1801> 大成建 777 -7 -0.27
<8267> イオン 1777.5 -6.5 -0.25
<1803> 清水建 1032 -6 -0.24
<1802> 大林組 1057 -5 -0.20
<6773> パイオニア 336 -3 -0.12
<4208> 宇部興 245 -2 -0.08
<9501> 東電 836 -3 -0.01

《SY》

 提供:フィスコ

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