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【材料】国内大手証券、セメントの国内販売数量は落ち着いた展開を想定

 SMBC日興証券のセメントセクターのリポートでは、9月のセメント国内販売数量が前年同月比11.8%減の358.7万トンとなったことを受け、昨年9月が実質で前年同月比0.2%減とそれほど悪くなかったことや今年9月は雨天が多かった影響から、低調な荷動になったと指摘。10月の途中経過は比較的好天が続いていることなどから、営業日数考慮後の15日段階で前年同期比1.1%増とみて、昨年11月以降の落ち込み幅が大きかったため、今後は数値面では落ち着いた展開になる可能性が高いと解説。
 大手セメントメーカー各社は2年前に打ち出した値上げが満額に達していないことを理由に価格交渉を継続する意向として、内需が緩やかでも回復基調になれば、値上げに向けた取り組みを強める可能性があると予想。個別では太平洋セメント<5233>を買い推奨している。
《MK》

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