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【材料】カルナバイオサイエンス---連結子会社が東京大学と新規発光分子プローブ法に関する技術開発で共同研究契約締結


カルナバイオサイエンス<4572>は22日、完全子会社の(株)ProbeXが、東京大学大学院理学系研究科化学専攻、分析化学研究室(小澤岳昌教授)と、分子イメージングに応用可能な新規発光分子プローブ法に関する技術開発を目的とした共同研究契約を締結したと発表。

ProbeX社では、東京大学の小澤岳昌教授らのグループによって開発されたスプリットルシフェラーゼ技術を用いて、分子イメージング用プローブ試薬、細胞の研究開発を行っており、既に26種類の安定発現細胞株(GPCR 25種類、タンパク相互作用1種類)を販売している。スプリットルシフェラーゼ技術は、細胞内のタンパク質?タンパク質相互作用などをリアルタイムに可視化することができ、シグナルの伝達の解析に非常に有効とされている。

ProbeX社は、スプリットルシフェラーゼ技術をベースとして、様々な生体分子の相互作用に関する新規分子イメージングプローブの開発を目指し、東京大学の小澤岳昌教授と共同研究を開始する。本成果を医薬品の研究開発に活用することが可能となった場合には複雑な細胞内シグナル伝達を視覚的に解明できるだけでなく、これまでスクリーニングが困難であった標的に対する創薬研究を可能にでき、創薬効率の飛躍的な向上が期待されている。

《SF》

 提供:フィスコ

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