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【市況】東京株式(前引け)=リスク選好ムード強まり大幅高

 23日前引けの日経平均株価は前日比433円高の1万8869円と急反発。前場の東証1部の売買高概算は10億9654万株、売買代金概算は1兆2270億8000万円。値上がり銘柄数は1616、対して値下がり銘柄数は204、変わらずは80銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて大きく上値を追ったことでリスクを取る動きが急速に強まった。日経平均は寄り後も高値圏で売り物を吸収、400円高を超える水準で推移する全面高商状となった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の定例理事会後のコメントを受けてECBが早晩追加金融緩和に動くとの見方が、流動性期待につながっている。空売り筋の買い戻しや“持たざるリスク”を意識した機関投資家の買いを指摘する声も出ている。
 個別ではトヨタ<7203>が売買代金トップで高く、日電産<6594>、ファナック<6954>、村田製6981.T>などが大幅高。雪印メグ<2270>、カルビー<2229>が急伸、竹内製作<6432>、安川電<6506>なども値を飛ばした。半面、第一実業<8059>、スクロール<8005>が大幅安、クラレ<3405>、日農薬<4997>の下げも目立つ。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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