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【市況】23日の株式相場見通し=ECBの金融緩和観測受け大幅反発

 23日の東京株式市場は、欧州中央銀行(ECB)が近い将来での追加的金融緩和に踏み切るとの観測が浮上し、欧米株式市場が軒並み急上昇したことを好感して、買い先行のスタートで始まり日経平均株価は大幅反発となりそうだ。外国為替市場での円安・ドル高の進行も追い風となりそうだ。
 22日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比320.55ドル高の1万7489.16ドルと大幅反発し、8月19日以来約2カ月ぶりの高値水準となった。
 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の記者会見で、追加緩和に前向きな姿勢を示したことが伝えられ、米株式市場でも株価上昇に拍車が掛かった。ナスダック総合株価指数は、前日比79.933ポイント高の4920.050と大幅反発した。
 23日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=120円80銭台へと、円安・ドル高が加速している。
 日程面では、ECメディアおよびソーシャルメディアなどのインターネットメディアを運営するGMOメディア<6180>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、日銀の金融システムリポート、気象庁3カ月予報に注目。海外では、韓国7~9月期のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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