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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,700円~19,000円。 

 米ダウ平均は、ECB理事会終了後の記者会見でドラギ総裁が、12月に追加の量的金融緩和を示唆したことを好感し大幅反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)415円高(円建て)と、大きく値上がりして取引を終えているだけに、東京市場の朝方も買い先行から、シカゴの清算値である18,865円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場でドルが堅調に推移していることから、輸出関連セクターを中心に買戻しの動きが急がれる公算で、200日移動平均線(120円86銭前後)を1か月半ぶりに突破するようなドル高(円安)基調が強まれば、その動きは更に加速するだろう。 ただ、ドラギ総裁の発言でユーロは急落していることから、欧州関連セクターは冴えない展開が想定される。

 テクニカル的には、日経平均の抵抗線はボリンジャーバンドの+2σ(18,779円前後)であるが、ここを上回ると200日移動平均線(19,164円前後)や、一目均衡表雲の上限(19,181円前後)まで次の抵抗線は見当たらないことから、心理的節目である19,000円の回復が期待されるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、昨日の取引でも逆行高を演じ、ボリンジャーバンドの+1σ~+2σのレンジを維持したとから、本日も同水準での取引となりそうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(785ポイント前後)が下値メドとして意識されそうである。

 本日の予想レンジ 18,700円~19,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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