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【市況】NY株式:ダウは320ドル高、ECB総裁発言を好感


22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は320.55ドル高の17489.16、ナスダックは79.93ポイント高の4920.05で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)総裁が債券買い入れの拡大を示唆したことで欧州株が全面高となった流れを受け、買いが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より少なかったことや、9月中古住宅販売件数が予想を上振れたことも好感された。好調な企業決算も相次いで発表されており、終日堅調推移となった。ダウは330ドルを越す上昇となった。セクター別ではヘルスケア機器・サービスを除いて全面高となり、半導体・半導体製造装置や消費者・サービスの上昇が目立った。

ファストフードのマクドナルド(MCD)や航空会社のサウスウエスト・エアラインズ(LUV)は好決算を発表して上昇。複合企業のスリーエム(MMM)は約1500人に及ぶ人員削減案を発表し、堅調推移。化学メーカーのダウ・ケミカル(DOW)は、増配と自社株買いの前倒しを発表し、買われた。一方で、製薬のバリアント・ファーマスーティカルズ(VRX)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。レストラン・フランチャイズのダンキン・ブランド・グループ(DNKN)は、決算内容が市場予想を下回り、軟調推移となった。

検索大手のグーグルから名称を変更したアルファベット(GOOGL)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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