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【市況】東京株式(前引け)=寄り後、押し目買いに切り返す

 22日前引けの日経平均株価は前日比11円高の1万8565円と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は9億1914万株、売買代金概算は9294億7000万円。値上がり銘柄数は808、対して値下がり銘柄数は925、変わらずは167銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の大幅高の反動から利益確定売りが先行して始まったものの、下値では買いが厚く、その後は急速に下げ渋り前日終値近辺で売り買いを交錯させる展開となった。中国の景気減速に対する警戒感は強いものの、企業決算に与える影響は限定的との見方が広がり、値ごろ感からの押し目買いや売り方の買い戻しを誘っている。前日大きく水準を切り下げた中国・上海株市場がきょうはしっかりした値動きを示していることも安心感につながっている。ただ、売買代金は前場で1兆円を下回るなど盛り上がりを欠いている。
 個別では日本電産<6594>が活況裏に大幅高。村田製<6981>、アルプス電気<6770>なども高い。ベリサーブ<3724>が急伸、OBC<4733>、新電元<6844>なども値を飛ばした。ミツバ<7280>、林兼産<2286>も上昇した。半面、TOWA<6315>が急落、IHI<7013>も大幅安。住友化学<4005>、大林組<1802>、富士フイルム<4901>なども売られた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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