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【材料】富山銀行が買い気配、1部に指定替え・上期上方修正・優待制度も新設

 21日、東証が28日付で富山銀 <8365> [東証2]を市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受けて、株主還元を好感する買いや、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いが向かった。

 また、同日、会社側が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4億円→12.5億円に3.1倍上方修正。従来の59.6%減益予想から一転して26.4%増益を見込み、2期連続で上期の最高益を更新する見通しとなったことも好感された。有価証券の運用利益の増加に加え、与信関連費用が想定を下回ったことが利益を押し上げた。

 修正した上期予想が通期計画の7億円を大きく上回ったことで、通期業績の上振れ期待が高まった。併せて、株式優待制度の新設を発表したこともプラス材料。

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