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【市況】NY株式:ダウは48ドル安、企業決算を好感も利益確定の流れに


21日の米国株式相場は下落。ダウ平均は48.50ドル安の17168.61、ナスダックは40.86ポイント安の4840.12で取引を終了した。堅調な主要企業決算やハイテクセクターでのM&Aが好感され買いが先行。しかし、利益確定の売りが広がったほか、医薬品銘柄での大幅下落も重なり上値の重い展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品や資本財が上昇する一方で各種金融や商業・専門サービスが下落した。

自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)や航空機メーカーのボーイング(BA)は好決算を発表して上昇。フラッシュメモリのサンディスク(SNDK)は、ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)による190億ドルでの買収に合意し、堅調推移。一方で、製薬のバリアント・ファーマスーティカルズ(VRX)は、株式情報サイトが架空の売上高を計上している疑いがあると指摘したことで、一時40%近い急落となったが、会社側が否定する声明を発表したほか、著名投資家ビル・アックマン氏率いる投資ファンドが200万株を追加取得したことが明らかとなっり、下げ幅を縮小した。

本日、ニューヨーク証券取引所に上場したイタリアの高級自動車メーカーのフェラーリ(RACE)は、公開価格の52ドルに対し一時17%高まで上昇、好調な出だしとなった。本日終値ベースで時価総額は103.9億ドル。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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