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【市況】東京株式(大引け)=347円高、後場買い戻しに一段高

 21日の東京株式市場は、朝方は様子見ムードが強く日経平均株価は小幅安で始まったが、上値指向を徐々に強め、後場後半に一段高となった。
 大引けの日経平均株価は前日比347円13銭高の1万8554円28銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は21億2166万株、売買代金概算は2兆2258億7000万円。値上がり銘柄数は1650、対して値下がり銘柄数は200、変わらずは51銘柄だった。全般は後場になって上げ足を強めたこともあり、値上がり銘柄数は東証1部全体の87%を占めた。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて方向感に乏しい動きだったことで、寄り付きは買い手控えムードが強かった。しかし、為替が1ドル=119円台後半で円安含みに推移したこともあり、寄り後は先物主導で上値追いの動きが鮮明となった。後場は中国・上海株市場が急速に軟化したにもかかわらず、中国関連株を中心に買い戻しの動きが強まる異例の展開に。日経平均株価は引け際400円近い上昇をみせ、1万8600円台まで上値を伸ばす場面もあった。
 個別では、東製鉄<5423>が値上がりトップに買われたほか、トヨタ<7203>も大商いで高い。安川電<6506>、大阪チタ<5726>、日立マクセル<6810>なども値を飛ばした。ファナック<6954>、ソニー<6758>なども活況高。村田製<6981>も人気。低位では日軽金HD<5703>が高い。半面、冶金工<5480>が急落、ネクスト<2120>、コナミHD<9766>、日農薬<4997>も値を下げた。スクロール<8005>、森永菓<2201>なども売られた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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