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【市況】日経平均は大幅続伸、買戻し加速で18500円台回復/相場概況


日経平均は大幅続伸。20日の米国市場では、動意材料に乏しくNYダウが13ドル安となった。こうした流れを受けて、日経平均は39円安からスタートしたが、寄り付き後に中国関連銘柄の一角が買われプラスへと切り返した。その後上げ幅を3ケタに広げると、前場は18350円を挟んだもみ合いが続いた。後場に入ると一段高となったが、9日の戻り高値(18438.67円)を上抜けたことで買戻しが加速し、取引時間中としては9月9日以来となる18600円台を回復する場面があった。

大引けの日経平均は前日比347.13円高の18554.28円となった。東証1部の売買高は21億2166万株、売買代金は2兆2258億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、鉄鋼が4%超上昇したほか、非鉄金属、電気機器、機械が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>など売買代金上位は全般堅調。業績観測が伝わった新日鉄住金<5401>や、ソニー<6758>、村田製<6981>などは4%超の上昇に。前日に年初来安値を更新した旭化成<3407>は急反発。パイオニア<6773>などの自動運転車関連も買われた。また、前日決算発表した東製鉄<5423>や安川電<6506>のほか、ベリサーブ<3724>などが東証1部上昇率上位となった。一方、前日急落した長谷工<1808>は、後場下げ幅を縮めたもののマイナスで取引を終えた。コナミHD<9766>は4%近い下落に。また、ゲンキー<2772>、日本冶金工<5480>、KOA<6999>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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