市場ニュース

戻る
 

【材料】信越化学が続伸、欧州大手証券は群馬事業所見学でシリコーン樹脂事業の高い競争力を確認

 信越化学工業<4063>が続伸。後場に上げ幅を拡大し、前日比144円(2.2%)高の6818円まで買われている。クレディ・スイス証券は信越化学が19日に開催した群馬事業所見学会についてのリポートをリリースしている。
 同証券は、信越化学主力のシリコーン樹脂事業の高い競争力を確認するとともに、新事業となるリチウムイオン電池(LiB)用負極材(SiO系)の量産試作工場を見学する機会を得たとしている。LiB用負極材は容量密度が現在主流の黒鉛系に比べて4倍と高いため、車載用大容量電池向けに採用が期待されるほか、電池の大容量化に寄与するとしている。また、体積膨張率が黒鉛系に比べ大きく、この問題をクリアできれば車載向けなどへの採用の可能性が高まるとの見解を示してる。
 同証券は現時点で、信越化学のレーティング「ニュートラル」、目標株価7100円を継続している。
《MK》

株探ニュース


株探からのお知らせ

    日経平均