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【材料】新日鉄住金が反落、16年3月期経常3割減益観測で中国リスク意識

 新日鉄住金<5401>が反落スタート。3月決算企業の中間決算発表本格化を目前に、中国景気の減速が日本企業に与える影響に対し市場の警戒感が強まっている。同社を筆頭とする鉄鋼セクターはその最たる対象業種として注目度が高いが、21日付の日本経済新聞は「(同社の)2016年3月期は、連結経常利益が3000億円強と前期に比べ約3割減る見通しだ」と報じた。これは事前の市場コンセンサスも大幅に下回る水準であり、ネガティブ材料視する売りを誘発するかたちとなった。「中国を中心に海外での鋼材の需給が緩み、利益を確保しにくくなっている。国内も自動車向けなどの回復が鈍く、従来予想より減益幅が拡大する」と伝えており、他の鉄鋼株も総じて軟調な動きが波及する格好となっている。

新日鉄の株価は9時4分現在2372.0円(▼32.0円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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