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【市況】東京株式(寄り付き)=買い手控えムードのなか小反落

 21日の東京株式市場は売り買い交錯のなかやや売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比39円安の1万8167円と反落。前日の欧米株市場は総じて軟調ながら下げは小幅にとどまり、方向感に乏しい展開が続いている。NYダウは13ドル安と小反落、シカゴ日経平均先物12月物の清算値は大阪取引所の清算値と同値で前日の日経平均株価終値ともほぼ同水準であり、全般相場のボラティリティの低下を反映している。中国の景気減速に対する懸念がくすぶるなか、3月決算企業の中間決算発表が来週から本格化してくることで、これを見極めたいとの思惑が手控え感につながっている。外国為替市場では1ドル=119円台後半の推移と120円近辺で円安含みにもみ合っており、これは輸出株にはプラスに働くが、買いの勢いは限定的となりそうだ。経済指標では後場取引時間中に発表される訪日外国人観光客数が注目され、それに前後したインバウンド関連銘柄などの動きが全体の地合いに影響を与える可能性もある。寄り付き時点で業種別では33業種中、8業種前後が高く、値上がり上位に電気機器、輸送用機器、卸売など。値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、不動産、医薬品、食料品など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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