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【市況】<株式トピックス>=日経平均75円高も、値下がり1070銘柄

 20日の東京株式市場は、買いが持続したものの、戻り待ちの売りも多く上値の重い展開となった。日経平均株価終値は、前日比75円92銭高の1万8207円15銭と反発した。
 ところが、東証1部の売買代金は1兆8235億円と、前日に続き2兆円台を割り込み、4月6日(1兆6776億円)以来約半年ぶりの低水準に落ち込んだ。さらに、値上がり銘柄数688対して、値下がり銘柄数は1070(変わらずは143銘柄)と1000銘柄を超えており、日経平均株価寄与率の高いソフトバンク<9984>、KDDI<9433>などの通信株や、時価総額の大きな大手銀行株が軒並み上昇したものの、中小型株には安いものが目立った。
 市場関係者からは「きょうは、日経平均やTOPIX(東証株価指数)だけで判断すると堅調相場に見えるが、東証1部で1000銘柄以上も値下がりしているうえに、売買代金も大幅に減少していることを考慮すると、実際の地合いはかなり弱気に傾いている可能性がある」との見方が出ていた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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