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【市況】20日の香港市場概況:ハンセン指数は4日ぶりに反落、高値水準から利食い売りが優勢に


20日の香港市場は値下り。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比86.39ポイント(0.37%)安の22989.22ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が39.09ポイント(0.37%)安の10649.45ポイントと、そろって4日ぶりに反落した。売買代金は657億2300万香港ドル(19日は672億5300万香港ドル)と薄商い。

利食い売りが優勢。ハンセン指数は前日までの3日続伸で、約2カ月ぶりの高値水準を回復していたため、過熱感が意識された。原油や非鉄など、昨夜の商品市況安も重し。香港市場が明日、重陽節で休場となることも買い手控え要因となった(取引再開は翌22日)。

ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連株の下げが目立つ。石炭の中国神華能源(1088/HK)が3.0%安、石油の中国石油天然気(857/HK)と中国海洋石油(CNOOC:883/HK)がそろって1.5%安で引けた。神華能源に関しては、今年9月の石炭販売量が前年同月比で2割減少し、2カ月連続で前年実績を割り込んだことも売り材料視されている。

素材関連株もさえない。アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)と銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)がそろって2.2%安、セメント中国大手の安徽海螺セメント(:914/HK)が3.0%安、鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.7%安で引けた。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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