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2015年10月20日16時06分

【特集】クリレスHD Research Memo(4):通期の業績予想は2回目の増額修正を行う


■決算概要

(2) 2016年2月期の業績予想

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、上期決算が業績予想を上回ったことなどを踏まえ、2016年2月期の業績予想に対して2回目の増額修正を行った。修正後の業績予想として、売上高を前期比47.2%増の102,000百万円、営業利益を同58.5%増の6,600百万円、経常利益を同64.2%増の7,200百万円、当期純利益が同38.4%減の4,000百万円と更なる業容拡大を見込んでいる。なお、当期純利益が減益となるのは、前期におけるSFPダイニングの新規上場に伴い、同社保有株式の持分変動利益(一過性利益)が発生したことの反動によるものである。

前回の増額修正は、2015年7月から連結化されたKRによる業績寄与(8ヶ月分)を上乗せしたことによるものであったが、今回の増額修正については、既存店売上高が想定を上回って好調に推移していることに加えて、SFPダイニングの決算期変更により14ヶ月分が連結対象となることが要因である。

売上高は、CRカテゴリー及びSFPカテゴリーの店舗数の拡大に加えて、KRの連結化が業績寄与する専門カテゴリーが増収に寄与する想定である。出退店に前提については、好調な海鮮居酒屋業態「磯丸水産」を軸として、新規出店99店舗のほか、M&Aによる取得109店舗により期末店舗数796店舗(前期末比+180店舗)を計画している。また、既存店売上高は前期比99.4%を見込んでいる。

カテゴリー別の業績見通しは以下のとおりである。

CRカテゴリーは、売上高が前期比8.1%増の39,107百万円、カテゴリー利益が同4.6%増の3,701百万円を見込んでいる。積極的な新規出店(41店舗を予定)が業績の伸びに寄与する想定である。

SFPカテゴリーは、売上高が前期比60.6%増の35,804百万円、カテゴリー利益が同92.0%増の4,081百万円と増収増益を見込んでいる。好調な海鮮居酒屋業態「磯丸水産」を中心とした積極的な新規出店(41店舗を予定)が業績の伸びをけん引する見通しである。また、SFPダイニングの決算期変更により14ヶ月分が連結対象になることも上乗せ要因(約5,400百万円)となっている。

専門ブランドカテゴリーは、売上高が前期比197.9%増の24,702百万円、カテゴリー利益が同232.9%増の1,661百万円と大幅な増収増益と見込んでいる。2014年5月から連結化されたYUNARIが通期で寄与することに加えて、2015年7月から連結化されたKRが大幅な業績拡大に寄与する見通しである。

海外カテゴリーは、売上高が前期比15.3%増の2,863百万円、カテゴリー利益が140百万円(前期は147百万円の損失)と増収及び黒字転換を見込んでいる。KRの海外店舗(11店舗)を含めた新規出店が増収に寄与するとともに、中国(上海)における不採算店舗の閉鎖などにより損益改善を図る方針である。

弊社では、上期実績が好調であったことに加え、足元で既存店売上高が好調に推移していることや下期も順調な店舗数の拡大が見込まれること、RCJの連結化による上乗せが期待できること、SFPダイニングの決算期変更による特殊要因があることなどを勘案して、同社の業績予想の達成は可能であると判断している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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