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【市況】個別銘柄戦略:日東電工の好業績観測報道受けた電子部品株の動向に注目


CMEにさや寄せの動きが先行も、資源価格の下落やIBMの時間外取引下落などを背景に、想定以上に上値の重い展開が継続する可能性は高いだろう。引き続き、決算発表の本格化を前にした手控えムードも続いていくとみられる。注目されるのは業績観測報道が伝わっている日東電工<6988>。市場コンセンサスを上回る着地と見られ、ポジティブな反応が想定されるものの、焦点は、村田製<6981>など他の電子部品株にも波及効果が広がって行くかどうか。その場合は、全体相場のムード好転にもつながって行く公算。ちなみに、本日は安川電機<6506>が決算発表予定、こちらは相当程度下振れ懸念も織り込まれており、アク抜け感の程度が注目されるところ。ほか、新明和<7224>の航空機部材量産報道から、航空機関連には先行きの安心感が強まる可能性もありそう。燃料電池関連などにも短期資金の矛先が向うか注目されよう。個別では、みずほFG<8411>などに投資判断格上げの動きが観測されている。

《KS》

 提供:フィスコ

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