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【市況】NY株式:ダウは14ドル高、軟調な企業決算や原油相場が重し


19日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は14.57ドル高の17230.54、ナスダックは18.78ポイント高の4905.47で取引を終了した。中国の7-9月期国内総生産(GDP)が6年ぶりの低水準となり、世界経済の減速懸念が拡大したことから売りが先行。10月NAHB住宅市場指数が予想を上振れたものの、主要企業決算に冴えない内容が続いているほか、原油相場の下落でエネルギーセクターに売りが広がり、上値の重い展開となった。セクター別では、不動産や小売が上昇する一方でエネルギーや素材が下落した。

原油相場の下落を受けて、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)は決算内容が嫌気され、下落。一方で、ダイエット・プログラムなど健康サービスのウェイト・ウォッチャーズ(WTW)は、米人気司会者オプラ・ウィンフリー氏による10%の株式取得が報じられると、前日比100%を越す大幅上昇となった。独大手行のドイツ銀行(DB)は経営陣の刷新と事業再編計画を発表し、買われた。

ITサービスのIBM(IBM)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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