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【市況】<株式トピックス>=2カ月ぶりに東証1部売買代金は2兆円割れ

 19日の東京株式市場は、中国の経済指標を横にらみに買いが手控えられる展開となった。日経平均株価は前週末比160円57銭安の1万8131円23銭と3日ぶり反落した。
 きょう市場で話題となったのは、東証1部の売買代金が1兆9952億円と8月17日以来約2カ月ぶりに2兆円の大台を割り込んだことだ。
 注目イベントとされた中国7~9月期の国内総生産(GDP)は、前年同期比6.9%増と、市場予想の6.8%増をわずかに上回った。これを好感して、後場寄り付き直後に一時、日経平均株価は前週末比でプラス圏に浮上する場面があった。ところが、戻り売りに押され上値を追う勢いは見られなかった。さらに、上海総合指数がマイナス圏に転じると日経平均株価も午後2時過ぎから下げが加速する推移となった。
 市場関係者からは「2兆円を割り込んだ8月17日の売買代金は、1兆9480億円と極端な薄商いにとどまっていた。8月17日には日経平均株価は2万円台をキープしていたが、同月24日には1万8000円台を割り込む急落をみせた」との声が聞かれた。
 売買代金の減少が必ずしも株価下落のシグナルとは限らないが、警戒は必といえそうだ。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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