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【経済】7-9月期の中国GDPは予想以上に強い数字


 中国国家統計局が19日発表した2015年7-9月期の国内総生産(GDP)は前年比+6.9%で市場予想の前年比+6.8%をやや上回った。4-6月期の+7.0%との比較で伸び率は鈍化したが、市場関係者の間からは「意外に強い数字」との声が聞かれている。中国経済の先行きに対する不安感は多少低下したかもしれない。

 中国国家統計局は先月、GDPの算出方法の変更を先月発表している。これまでの四半期GDPは集積された数字が基準になっていたが、今回から四半期の経済活動を基にGDPを算出する。国際通貨基金(IMF)の特別データ公表基準(SDDS)採用を意識した措置であるとみられており、新たな算出方法は先進主要国基準に沿っている。

 7-9月期の成長率は多少鈍化しても6.9%で欧米諸国や日本よりもはるかに高いことから、中国経済が急激に悪化することは当面なさそうだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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