市場ニュース

戻る
 

【市況】19日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で3日ぶり反落、インフラ関連に売り


週明け19日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.65ポイント(0.14%)安の3386.70ポイントと3日ぶり反落した。上海A株指数は4.75ポイント(0.13%)安の3547.08ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が3.55ポイント(1.02%)安の344.29ポイント、深センB株指数が2.63ポイント(0.23%)高の1152.59ポイントで引けた。

朝高の後に売られる流れ。第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)の開催を26~29日に控え、政策期待の高まりで買いが先行したものの、上値は重く、中盤からマイナスに転じた。上海総合指数は先週末までの続伸で、約2カ月ぶりの高値水準を回復していたため、戻り待ちの売り圧力に押されている。取引時間中に公表された重要経済指標は、特に材料視されていない。15年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)成長率が6.9%(予想は6.8%)、9月の小売売上高が10.9%増(同10.8%増)と上振れた半面、同月の鉱工業生産額は5.7%増と予想(6.0%増)を下回った。

業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が2.3%安、中国交通建設(601800/SH)が2.0%安、中国中鉄(601390/SH)が1.9%安で引けた。非鉄株や建材株もさえない。ITハイテク関連株やバイオ関連株、発電やガスの公益株なども売られた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均