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【特集】クロスマーケ Research Memo(10):中期的な成長ペースをさらに加速、アジアNo.1に向けた体制整備が進展


■成長戦略

(1)中期経営計画の概要と上方修正

クロス・マーケティンググループ<3675>は、提携によるアンケートパネル構築、ネットリサーチシステムへの投資、営業人員拡大によるビジネス規模の拡大、リサーチャー確保によるクオリティの担保などネットリサーチ市場拡大のタイミングを捉えた的確な資本投下により、ネットリサーチ分野において市場を上回る成長を維持し、2014年12月期まで11期連続増収を確保してきた。

この成長ペースを持続、さらに加速することを狙い、2015年12月期から2017年12月期までの3ヶ年中期経営計画を策定、2014年11月に公表した。具体的には、その3ヶ年を事業領域と事業エリアの積極的な拡大を図り、「アジアNo.1のマーケティンググループ」としての土台づくりを加速させる期間として位置付け、既存事業、人材戦略、新規事業、海外展開の4点において様々な施策をするというもの。

具体的には、
(1)既存事業:リサーチ事業の着実な成長と収益基盤の確立を図る
(2)人材戦略:2014年12月までに大量採用した人員の育成・底上げを推進
(3)新規事業:ITソリューション事業やWebマーケティング事業の育成と領域拡大の推進
(4)海外展開:拠点のないエリアへの拠点設置によるアジア全域におけるネットワークの確立
??という内容になっている。

計画公表時の数値目標(2017年12月期売上高15,725百万円、営業利益1,440百万円を目指す)は、2015年2月に連結子会社化したR&Dの影響が反映されていなかったため、その影響を精査、見直し8月に公表した。これによると、2017年12月期売上高17,985百万円、営業利益1,545百万円へ上方修正された。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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