【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サンケン、旭化成、THK、三井金
■サンケン電気 <6707> 420円 -46 円 (-9.9%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付でサンケン <6707> の投資判断「Buy(買い)→Hold(中立)」に引き下げ、目標株価を1190円→540円に減額したことが売り材料視された。リポートでは、足元における業況や収益体質の改善状況の停滞、新たな情報管理システム導入による効率改善効果も乏しいことから、エクイティストーリーを見直すとしている。また、景況感悪化や受注低調、脆弱な収益体質などを考慮し業績予想を引き下げた。
■旭化成 <3407> 730円 -68.2 円 (-8.5%) 本日終値 東証1部 下落率2位
16日に発表した「子会社が流量計データでも転用・改変」が売り材料。子会社の旭化成建材が杭工事の施工データ転用・加筆を行った横浜市のマンションにおいて、調査を続けた結果、杭施工時に既製コンクリート杭の先端部を覆って固める部分(根固め)に注入するセメントミルクの量を確認するための流量計データでも転用・改変があったことが判明。
■THK <6481> 2,006円 -128 円 (-6.0%) 本日終値 東証1部 下落率7位
THK<6481>が急反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、エレキ関係の受注減速と他分野での牽引役の乏しさから、7~9月から10~12月にかけて同社業績は下降線を辿ると予想。業績下振れは株価に織り込まれたとみるも、10~12月の受注回復確度は依然低いことから、第2四半期決算に向けて積極的な投資スタンスに転じるのは困難と解説。レーティング「イコールウエイト」を継続も、目標株価を2900円から2300円に引き下げている。
■藍澤證券 <8708> 723円 -28 円 (-3.7%) 本日終値
藍沢証券<8708>が続落。前週末16日の取引終了後に第2四半期累計(4~9月)の決算速報を発表し、営業収益68億8100万円(前年同期比2.4%減)、営業利益9億1200万円(同22.9%減)、純利益11億2100万円(同17.8%減)と営業利益で2割減益を見込んでいることが嫌気されている。
■三井金属 <5706> 248円 -6 円 (-2.4%) 本日終値
三井金属<5706>が反落。米系大手証券では、主力の機能材料では、汎用箔が第1四半期の落込みから回復基調ではあるものの、高級箔についても前年を上回るには至らないと指摘。電池材料は数量減から減益を想定、インジウム評価損が重石になるなど、16年3月期上期収益は低調になると解説。レーティング「アンダーウエイト」を継続、目標株価を300円から250円に引き下げている。
■ブリヂストン <5108> 4,241円 -101 円 (-2.3%) 本日終値
ブリヂストン<5108>が3日ぶりに反落。SMBC日興証券が、同社の中期経営計画説明会についてリポートをリリースしている。同証券は、同社の経営目標が据え置かれたことについて、更なる改善は容易ではないと指摘したうえで、同社が標榜する「業界平均を上回る成長」さえ達成すれば、結果的に高い「成長」と「経営水準」を達成できることになると解説。ただ、「成長」に関しては、株式市場に詳細な説明をしていく必要があるとの見解を示している。投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価5400円を据え置いている。
■ブロンコビリー <3091> 2,355円 -53 円 (-2.2%) 本日終値
ブロンコビリー<3091>が続落。同社は16日の取引終了後、15年12月期第3四半期累計(1~9月)の単体決算を発表。売上高は116億5700万円(前年同期比20.7%増)、営業利益は17億2900万円(同13.0%増)、純利益は10億9700万円(同19.4%増)と2ケタの増収増益となったが、通期計画に対する営業利益の進捗率は69%と物足りなさがあり、売りに押される展開。2月にハンバーグメニューの価値向上を図るべく価格改訂を実施、期間限定商品として米国産牛肉の最高級グレードを使用した「プライムリブロースステーキ」を導入するなど高品質な商品提供が寄与している。通期業績は売上高160億円(前期比22.6%増)、営業利益25億円(同24.2%増)、純利益15億9000万円(同28.4%増)の従来見通しを据え置いた。
■シャープ <6753> 139円 -3 円 (-2.1%) 本日終値
シャープ<6753>が安い。官民ファンドである産業革新機構の出資検討が報じられたことなどで、前週初に動意含みで始まったもののその後は再び売りに押される展開に。16年3月期は営業利益段階800億円を計画していたが、会社側は下方修正する方針を明らにしており、市場では従来予想比で半減するとの観測も浮上するなど、警戒感が強い。一方、信用取組は売り長で信用倍率は直近9日申し込み現在で0.83倍、株価の値ごろ感と相まって下値では空売りの買い戻しも誘発しやすい。
●ストップ高銘柄
明豊ファシリ <1717> 429円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
明治海運 <9115> 612円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
ガーラ <4777> 923円 +150 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
AppBank <6177> 3,150円 +500 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
地盤HD <6072> 559円 +80 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付でサンケン <6707> の投資判断「Buy(買い)→Hold(中立)」に引き下げ、目標株価を1190円→540円に減額したことが売り材料視された。リポートでは、足元における業況や収益体質の改善状況の停滞、新たな情報管理システム導入による効率改善効果も乏しいことから、エクイティストーリーを見直すとしている。また、景況感悪化や受注低調、脆弱な収益体質などを考慮し業績予想を引き下げた。
■旭化成 <3407> 730円 -68.2 円 (-8.5%) 本日終値 東証1部 下落率2位
16日に発表した「子会社が流量計データでも転用・改変」が売り材料。子会社の旭化成建材が杭工事の施工データ転用・加筆を行った横浜市のマンションにおいて、調査を続けた結果、杭施工時に既製コンクリート杭の先端部を覆って固める部分(根固め)に注入するセメントミルクの量を確認するための流量計データでも転用・改変があったことが判明。
■THK <6481> 2,006円 -128 円 (-6.0%) 本日終値 東証1部 下落率7位
THK<6481>が急反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、エレキ関係の受注減速と他分野での牽引役の乏しさから、7~9月から10~12月にかけて同社業績は下降線を辿ると予想。業績下振れは株価に織り込まれたとみるも、10~12月の受注回復確度は依然低いことから、第2四半期決算に向けて積極的な投資スタンスに転じるのは困難と解説。レーティング「イコールウエイト」を継続も、目標株価を2900円から2300円に引き下げている。
■藍澤證券 <8708> 723円 -28 円 (-3.7%) 本日終値
藍沢証券<8708>が続落。前週末16日の取引終了後に第2四半期累計(4~9月)の決算速報を発表し、営業収益68億8100万円(前年同期比2.4%減)、営業利益9億1200万円(同22.9%減)、純利益11億2100万円(同17.8%減)と営業利益で2割減益を見込んでいることが嫌気されている。
■三井金属 <5706> 248円 -6 円 (-2.4%) 本日終値
三井金属<5706>が反落。米系大手証券では、主力の機能材料では、汎用箔が第1四半期の落込みから回復基調ではあるものの、高級箔についても前年を上回るには至らないと指摘。電池材料は数量減から減益を想定、インジウム評価損が重石になるなど、16年3月期上期収益は低調になると解説。レーティング「アンダーウエイト」を継続、目標株価を300円から250円に引き下げている。
■ブリヂストン <5108> 4,241円 -101 円 (-2.3%) 本日終値
ブリヂストン<5108>が3日ぶりに反落。SMBC日興証券が、同社の中期経営計画説明会についてリポートをリリースしている。同証券は、同社の経営目標が据え置かれたことについて、更なる改善は容易ではないと指摘したうえで、同社が標榜する「業界平均を上回る成長」さえ達成すれば、結果的に高い「成長」と「経営水準」を達成できることになると解説。ただ、「成長」に関しては、株式市場に詳細な説明をしていく必要があるとの見解を示している。投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価5400円を据え置いている。
■ブロンコビリー <3091> 2,355円 -53 円 (-2.2%) 本日終値
ブロンコビリー<3091>が続落。同社は16日の取引終了後、15年12月期第3四半期累計(1~9月)の単体決算を発表。売上高は116億5700万円(前年同期比20.7%増)、営業利益は17億2900万円(同13.0%増)、純利益は10億9700万円(同19.4%増)と2ケタの増収増益となったが、通期計画に対する営業利益の進捗率は69%と物足りなさがあり、売りに押される展開。2月にハンバーグメニューの価値向上を図るべく価格改訂を実施、期間限定商品として米国産牛肉の最高級グレードを使用した「プライムリブロースステーキ」を導入するなど高品質な商品提供が寄与している。通期業績は売上高160億円(前期比22.6%増)、営業利益25億円(同24.2%増)、純利益15億9000万円(同28.4%増)の従来見通しを据え置いた。
■シャープ <6753> 139円 -3 円 (-2.1%) 本日終値
シャープ<6753>が安い。官民ファンドである産業革新機構の出資検討が報じられたことなどで、前週初に動意含みで始まったもののその後は再び売りに押される展開に。16年3月期は営業利益段階800億円を計画していたが、会社側は下方修正する方針を明らにしており、市場では従来予想比で半減するとの観測も浮上するなど、警戒感が強い。一方、信用取組は売り長で信用倍率は直近9日申し込み現在で0.83倍、株価の値ごろ感と相まって下値では空売りの買い戻しも誘発しやすい。
●ストップ高銘柄
明豊ファシリ <1717> 429円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
明治海運 <9115> 612円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
ガーラ <4777> 923円 +150 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
AppBank <6177> 3,150円 +500 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
地盤HD <6072> 559円 +80 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース