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【材料】ディップが急反発、求人需要旺盛でネット広告サイトへの追い風強い

 ディップ<2379>が急反発、2000円近辺のもみ合いを抜け急浮上の兆しをみせている。今月9日に3~8月期の営業利益29億2300万円(前期比65%増)という好決算を発表したが、目出材料出尽くしとみた売りを浴びた。しかし、その後は売り物が枯れたのを見計らって仕切り直しの大口買いが観測されている。派遣社員平均時給の上昇傾向は不変で、9月は募集時平均時給が前年同月比で3.1%上昇(リクルートジョブス調べ)と28カ月連続で前年実績を上回るなど、人材サービス関連企業の収益好環境が改めて意識されている。そのなか、アルバイトの求人広告は無料求人誌からスマートフォンなどのネット広告に需要がシフトする動きが鮮明であり、ネット広告専業の同社に追い風が強い。「同社が運営するアルバイト募集の『バイトル』はAKBグループを起用したテレビコマーシャル効果が大きく出ている」(市場関係者)との指摘もある。また、派遣社員募集の「はたらこねっと」も利益拡大基調が強まってきた。同社はROEが52%強と非常に高く、資本効率の高い経営を重視する機関投資家の視線も熱い。

ディップの株価は11時30分現在2302円(△80円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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