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【市況】東京株式(寄り付き)=方向感なく売り買い交錯で始まる

 19日の東京株式市場は売り買い交錯始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比9円安の1万8282円と小幅反落。前週末の米国株市場では欧米株市場が総じて堅調な動きをみせ、米国株市場ではNYダウが続伸で約2カ月ぶりの高値をつけるなど好調で、これを受けて主力株中心にリスクを取る動きが継続している。ただ、中国の景気減速に対する警戒感は根強く、今月下旬から本格化する3月期企業の中間決算および通期見通しにもその影響がどう反映されるかに市場の関心が高く、足もとは買いも手控えられている。目先はきょう前場取引時間中に発表される中国の7~9月期GDPなど経済指標の内容が注目されそうだ。一方、国内では手掛かり材料として関税撤廃の動きが具体化しているTPP関連が再びテーマ性を帯びそうで、農業や自動車、電子部品など関連銘柄は改めて株価が刺激される可能性がある。寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種前後が高く、値上がり上位にその他製品、医薬品、紙パルプなど。値下がりではゴム製品、不動産、非鉄など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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