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2015年10月17日15時14分

【市況】ユーロ週間見通し:やや下げ渋りか、米利上げ観測後退で短期資金はユーロに向かう可能性


■伸び悩み、インフレ鈍化で量的緩和強化の思惑も

先週のユーロ・ドルは伸び悩み。米年内利上げに対する懐疑的な見方はあるものの、ユーロ圏のインフレ率鈍化で欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策強化の思惑は後退せず、週後半は米ドル買い・ユーロ売りが優勢となった。取引レンジは1.1335ドル-1.1495ドル。

■やや強含みか、米早期利上げ観測の後退でユーロ選好強まる

来週のユーロはやや強含みとなりそうだ。ユーロ圏の10月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)は前月比で多少悪化する可能性がある。予想を下回った場合、ユーロ売りが強まる可能性があるが、予想通りならば、短期筋などのユーロ買い・米ドル売りが増える可能性がある。米国の早期利上げ観測は後退しており、投資家のユーロ選好は短期的に強まるとみられている。

予想レンジ:1.1200ドル-1.1600ドル

■弱含み、EBCによる量的緩和強化の思惑消えず

先週のユーロは対円で弱含み。ユーロ圏のインフレ率鈍化で欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策強化が想定されていることが意識されたようだ。また、日本銀行による10月追加緩和への期待がやや後退していることも、ユーロ・円相場の上値を抑える一因となったようだ。取引レンジは134円80銭-136円94銭。

■やや下げ渋りか、米利上げ観測後退で短期資金はユーロに向かう可能性

今週のユーロ・円はやや下げ渋る見込み。欧州中央銀行の政策理事会とドラギ総裁の記者会見やユーロ圏10月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)ではユーロ圏の経済の弱さが意識されやすい。ただ、米年内利上げ観測は後退していることや日本銀行による追加緩和の思惑は残されており、ユーロが対円で大きく売られる可能性は低いと予想される。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・22日:欧州中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想)
・23日:10月製造業PMI(予想:51.8、9月:52.0)
・23日:10月サービスPMI(予想:53.5、9月:53.7)

予想レンジ:134円00銭-137円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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