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【市況】英ポンド週間見通し:もみあいか、原油安継続で上値は重くなる可能性


■対円レートは下げ渋り、対ユーロでのポンド買い増加の影響も

先週のポンド・円は下げ渋り。一時181円台後半まで下げたが、ユーロ圏のインフレ率鈍化を意識したユーロ売り・ポンド買いが活発となり、この影響でポンドの対円レートは反転した。米ドル・円相場が週後半に円安方向に振れたことも、ポンドの対円レートの反転につながったようだ。取引レンジは181円84銭-184円73銭。

■もみあいか、原油安継続で上値は重くなる可能性

今週のポンド・円はもみあいか。回復基調にあった原油価格が足踏み状態となっていることから、ポンド買いは一服しそうだ。カーニー英中銀総裁の講演での利上げに向けた発言には、消費者物価指数(CPI)の伸び率鈍化を考慮すると反応しにくいとみる。9月小売売上高は前月比+0.3%への改善が予想されているが、予想を下回った場合はポンド売り材料となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・22日:9月小売売上高(前月比予想:+0.3%、8月:+0.2%)

予想レンジ:182円00銭-186円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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