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【市況】豪ドル週間見通し:伸び悩みか、成長率鈍化の思惑が重石に


■弱含み、9月雇用者数の減少などが嫌気される

先週の豪ドル・円は弱含み。米年内利上げ観測の後退で豪ドル買い・米ドル売りが優勢となる場面があったが、9月の雇用者数が減少したことや中国経済の持続的な成長に対する懐疑的な見方が広がったことで豪ドル買いは縮小し、週後半は86円台後半でもみあう展開となった。取引レンジは86円09銭-86円62銭。

■伸び悩みか、成長率鈍化の思惑が重石に

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。米年内利上げ観測は後退しており、リスク回避的な豪ドル売りは抑制されている。ただし、中国の7-9月期国内総生産(GDP)が予想を下回った場合、豪経済成長の鈍化が意識されることから、リスク回避的な豪ドル売りがやや強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・20日:豪準備銀行理事会議事録

予想レンジ:85円00銭-88円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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