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【市況】<株式トピックス>=不動産株活況、追加緩和巡り思惑錯綜

 16日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けてリスクを取る動きが継続。朝方から広範囲に買いが先行し、日経平均株価は前日比194円90銭高の1万8291円80銭と続伸した。
 きょう市場で話題となったのは、不動産株の活況ぶりだ。三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など大手をはじめ不動産株が軒並み買い進まれ、東証1部の業種別上昇率でも第3位を占めた。
 市場関係者からは「今月30日に予定される日銀金融政策決定会合で、展望レポートの発表と合わせての追加緩和の可能性が取りざたされている」との見方が出ていた。
 ただ、一方では「11月4日の郵政グループ3社のIPO(新規上場)直前に追加的な金融緩和を断行すれば“郵政株支援があまりに露骨”との批判を受けかねない」(中堅証券投資情報部)との声もある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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