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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2015年10月16日

 今週の日経平均終値は18291円80銭、前週末比146円87銭安でした。

 先週の大幅反発である程度底入れ感が強まってはいましたが、今週、株価が上がらなかったことで、まだ完全なアク抜けには至らない状況が映しだされています。週足で連続上昇(陽線)なら勢いが出ているといえるのですが、反発が1週で一巡している状況は、例え大底が入ったとしてもリハビリ(日柄調整)がそれなりに必要ということになります。価格的には日経平均の1万8500円辺りが当面のカベとなっており、まずは1カ月以上も抜けていないこの抵抗帯を抜くことが局面打開のカギとなります。ミクロ(企業業績)、マクロ(国内景気)ともに手掛かり材料が乏しい現状から、上値突破には自ずと政策、もしくは中国を始めとした海外市況のさらなる好転が必須事項となるでしょう。今月下旬の中国の全体会議、日米欧の金融政策会合への期待はいやでも高まります。さて、チャートの上では底打ち感をより強めるためにも1万8500円は是非抜けてもらいたいものです。それも少し抜く程度ではなく、上抜けたら1万9000円辺りまで一気に走って行かないと、投資家が「変わった」とは感じてくれないでしょう。中国の政策と日銀の金融政策会合が大きなポイントとなりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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