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【市況】16日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高で続伸、政策期待が支え


16日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比53.28ポイント(1.60%)高の3391.35ポイントと続伸した。約2カ月ぶりの高値水準に達している。上海A株指数は55.73ポイント(1.59%)高の3551.83ポイントで引けた。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が7.14ポイント(2.10%)高の347.84ポイント、深センB株指数が7.50ポイント(0.66%)高の1149.97ポイントで引けた。

前日の好地合いを継ぐ。第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)の開催を26~29日に控え、政策期待が強まっている。中国人民銀行(中央銀行)が15日に発表した金融統計も好感。今年9月の人民元建て新規融資が1兆500億人民元(約19兆6400億円)に達し、市場予想の9000億人民元を上回ったとことが安心感を誘った。前日に急伸した反動で一時マイナス圏に沈む場面が中盤にみられたものの、すぐに買い戻しが入り、引けにかけて再び買いの勢いが増している。

業種別では、インフラ関連の銘柄が高い。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が3.4%上昇した。ITハイテク関連株、消費関連株、金融株、不動産株、運輸株などもしっかり。上海拠点の銘柄群は急伸。不動産の上海陸家嘴金融貿易区開発(600663/SH)と上海金橋輸出加工区開発(600639/SH)がそろってストップ高、ビル建設の上海建工(600170/SH)が3.7%高で引けた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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