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【特集】アウトソーシング Research Memo(12):欧州及び環太平洋地域への展開による成長を目指す


■成長戦略

(4)海外事業の戦略

アウトソーシング<2427>の海外事業は、欧州及び環太平洋地域への展開による成長を目指す計画である。欧州市場については、既にシンガポールや香港で展開している金融システムIT系アウソーシング事業による進出を図る方針である。2014年1月に子会社化したインドのIT系アウトソーシング事業会社や足元で子会社化した海外企業(オーストラリア及び英国)などを含め、金融システムITアウトソーシング事業のグローバルネットワークを構築するとともに、ノウハウやサービスモデル、顧客リストなどの経営資源を相互活用することによるシナジー創出を目指している。

一方、環太平洋地域への進出は、米軍基地内事業のグローバル展開が柱となる。既に沖縄嘉手納米軍基地から、各施設の運営等に関するアウトソーシング事業の受注を獲得している上、岩国、横田、横須賀、座間からの受注も見込んでいるが、さらには環太平洋の主要米軍基地として、米国(カリフォルニア、アラスカ、ハワイ、グアム)、オーストラリア、韓国へ事業を拡大する方針である。2018年12月期までには同社の主要事業の一角へと成長する見通しであり、売上規模で150億円を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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