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【市況】東京株式(大引け)=194円高、流動性期待を底流に続伸

 16日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けてリスクを取る動きが継続、朝方から広範囲に買いが先行した。ただ、週末ということもあり、後場は手仕舞い売りが出て日経平均株価は伸び悩む展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比194円90銭高の1万8291円80銭と続伸。東証1部の売買高概算は20億3195万株、売買代金概算は2兆1937億9000万円。値上がり銘柄数は949、対して値下がり銘柄数は826、変わらずは126銘柄だった。小型株に売りが目立ち値下がり銘柄も全体の4割強を占めた。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが急反発した地合いを受け買いが先行した。米国では直近の経済指標から利上げ時期が来年にずれ込むとの見方が浮上、国内も日銀の金融緩和期待が根強く、流動性期待が再燃した。為替が1ドル=119円台で推移するなど足もと円安傾向となり、輸出株にも追い風に。中国・上海株市場をはじめアジア株が堅調だったことも買い安心感をもたらせた。ただ、後場は目先筋の利益確定の動きに上値を押さえられる格好となった。
 個別ではソフトバンク<9984>がしっかり、アイフル<8515>も買われた。三菱UFJ<8306>などメガバンクも買い優勢だった。TASAKI<7968>が急騰、スター精密<7718>、ネクスト<2120>などの上昇も目立った。ルネサス<6723>、住友不<8830>も物色人気に。半面、コーセー<4922>が軟調、ファミリーマート<8028>が大幅安、アインファーマ<9627>も大きく下げた。Uアローズ<7606>、VOYAGE<3688>、熊谷組<1861>なども安い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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