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2015年10月16日15時38分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):TASAKI、アイフル、東急不HD、任天堂

■TASAKI <7968>  1,943円  +231 円 (+13.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 TASAKI<7968>が急騰。同社の15年10月期決算は本業の儲けを示す営業利益段階で前期比83.4%増の26億7000万円を見込んでいるが、訪日客急増に伴うインバウンド需要の恩恵は大きく、第3四半期時点(14年11月~15年7月)で既に24億円、進捗率にしてほぼ90%に達しており、増額修正の期待が大きいとの見方が強いようだ。ここ中国景気の減速懸念がインバウンド関連に逆風材料となり、同社株もその影響を受けたが、9月末を境に商いも急増し大口資金の買いが戻り相場を主導していた。「足もとは中国政府の経済下支え策を打ち出すとの期待が高まり、中国・上海株が戻り足を強めていることもポジティブに働いている」(国内ネット証券大手)という。また同社は株主配分に厚いことで知られるが、「15年10月期は期末一括配当で40円を計画しており、月内に権利取り最終日を迎えるなかでインカムゲイン狙いの買いも呼び込みやすい」(同)とも指摘されていた。

■FDK <6955>  121円  +11 円 (+10.0%)  本日終値
 FDK<6955>が大幅続伸。15日に、10月18日からスイスホテル南海大阪で開かれる「INTELEC(国際電子通信エネルギー会議)2015」に出展参加すると発表しており、これを好感した買いが入っている。「INTELEC」は、IEEE(米国電気電子技術者協会)の主催で毎年開催されている国際会議で、通信用エネルギーとその関連技術分野を議論。同社では鉛電池互換48V小型軽量蓄電池などを出展・紹介するとしており、商機拡大への期待が高まっているようだ。

■日本ライフライン <7575>  1,400円  +110 円 (+8.5%)  本日終値
 15日、4-9月期(上期)売上高は前年同期比13.8%増の139億円に伸びたと発表したことが買い材料。

■アイフル <8515>  506円  +26 円 (+5.4%)  本日終値
 アイフル<8515>が続急伸。15日に「あんしん保証」が東証マザーズへの株式上場(IPO)の承認を受けたことから、同社の大株主であるアイフルの含み益拡大を期待した買いが集まっている。あんしん保証は家賃債務の保証事業を手掛けており、11月19日に新規上場する。「新規上場申請のための有価証券報告書」によるとアイフルはあんしん保証の71万2000株(持ち株比率38.33%)を保有する筆頭株主となっている。

■東急不HD <3289>  870円  +43 円 (+5.2%)  本日終値
 東急不動産ホールディングス<3289>が4日ぶり急反発。きょうは、日銀の追加金融緩和期待の高まりを背景に不動産株全般が買われるなか、上昇パフォーマンスがひと際目立っている。東急電鉄グループでビル賃貸を主力に総合不動産業を手掛けるが、グループの強みを生かして渋谷再開発や二子玉川再開発などでビジネスチャンスをとらえている。16年3月期は営業利益段階で前期比2.7%増の650億円を計画しているが上振れの可能性が意識されている。時流に乗り人気都心立地でのマンション再生事業にも参入、第1号物件である「マジェスタワー六本木」の販売を今月10日から開始しており、業績への寄与が期待されている。

■任天堂 <7974>  22,845円  +870 円 (+4.0%)  本日終値
 任天堂<7974>が大幅高。同社とゲーム企画会社のポケモンは米グーグルと共同で、人気スマートフォンゲーム「イングレス」を運営する米ナイアンティック(カルフォニア州)に出資(3社合計出資額は2000万ドル)することが伝わり、これが株価上昇の手掛かり材料となっている。イングレスはスマホに搭載されたGPSなどの位置情報を利用して実際の場所に進みながら自分の陣地を広げていく陣取りゲームで、世界200カ国で累計1300万以上ダウンロードされている。ナイアンティックは位置情報を利用したスマホゲーム「Pokemon GO」をポケモン、任天堂と共同開発しており、今回の資本関係強化に伴う今後の展開力拡大に向けた思惑が物色人気を増幅している。

■シティグループ・インク <8710>  6,300円  +240 円 (+4.0%)  本日終値
 シティグループ<8710>が4日ぶりに大幅反発。米国シティグループが7~9月期決算を発表して金融株が値上がりした流れを東京株式市場でも引き継いでいる。値上がり率ランキングにシティグループ株が並ぶのは珍しい。8月下旬からの世界同時株安で証券会社の業績悪化が懸念されていたものの、米国の証券会社が値上がり、ゴールドマン・サックス証券も悪材料出尽くしで株価上昇。今後、日本の証券株がどのように反応するかが注目ポイントとなりそうだ。

■サイゼリヤ <7581>  2,706円  +91 円 (+3.5%)  本日終値
 サイゼリヤ<7581>が続伸。いちよし経済研究所では、中国経済の失速が懸念されているものの、同社の現地店舗のメニューは競合に対して価格が低いと指摘。一般的に低価格チェーンは景気後退局面で収益を伸ばす傾向があるとみて、中国経済悪化の影響は少ないと解説。16年8月期は国内事業の回復とアジア事業の続伸を見込み、営業利益予想90億円(会社計画は84億円)を継続。レーティング「B」を継続、目標株価を3100円から3000円に引き下げている。

■キユーピー <2809>  2,666円  +84 円 (+3.3%)  本日終値
 キユーピー<2809>が続伸。SMBC日興証券は15日、投資評価の「1」を継続するとともに目標株価を3110円から3260円に引き上げた。5日発表の15年11月期第3四半期(6~8月)の営業利益は78億円と同証券予想68億円を上回った。車両やパレットにかかる費用を前倒しで支出していることや鶏卵コスト増に応じた価格対応も進んでいることを考慮し、同証券では16年11月期の営業利益予想を285億円から295億円に、17年11月期は同316億円から320億円に引き上げた。同社は16年1月に予定されている今11月期決算発表時に16年11月~18年11月期の中期計画を発表する予定であり、「その内容は株式市場の期待を超えるだろう」と予想している。

株探ニュース

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