市場ニュース

戻る
 

【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):ケネディクス、熊谷組、ガーラなど


ケネディクス<4321>:449円(前日比+24円)
大幅続伸。本日は不動産セクターが業種別上昇率トップになっており、個人投資家の値幅取り資金が同社などにも向かっているようだ。不動産のほか、ノンバンクなど金融緩和メリットセクターが高く、日銀の追加緩和期待の高まりなどが背景にあると見られる。前日発表の鉱工業生産が大きく低下したほか、日米欧で長期金利低下などの報道が伝わっていることで、追加緩和への思惑が高まる格好へ。

熊谷組<1861>:394円(前日比-15円)
売り先行。上半期営業利益は前年同期比11%増益の60億円前後となり、前期比26%減益の119億円としている通期予想も上方修正される公算が大きいとの観測報道が伝わっている。ただ、第1四半期は26億円で前年同期比39%増益であったため、やや失望感なども強まる形と見られる。なお、通期の市場コンセンサスは160億円超であり、上方修正は想定線でもあるようだ。

ファミマ<8028>:5030円(前日比-270円)
売り優勢。ユニーグループとの経営統合基本合意を発表している。16年9月の統合から5年以内の数値目標として、国内売上高5兆円以上、営業利益1000億円以上など意欲的なものが示されている。統合比率は1:0.138、前日の終値との比較ではユニーグループにプレミアムがつく形に。本日はユニーグループも伸び悩んでおり、店舗リストラなど具体策の発表がなかったことから、短期的な出尽くし感が強まっているようだ。

宇部興産<4208>:238円(前日比+7円)
買い優勢。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の140億円から200億円に、通期では360億円から390億円に増額へ。ナイロン原料カプロラクタムの市況改善や原燃料価格の低下などが業績上振れの背景に。上半期の市場コンセンサスは170億円程度であり、足元は想定以上の好決算となる格好。下半期は実質下方修正となるなど、先行きへの懸念を指摘する声もあるが、通期予想も市場予想は上振れている。

ガーラ<4777>:773円(前日比+100円)
ストップ高。韓国PlayWorks Corporationの開発したスマートフォンゲーム「Arcane(アーケイン)」のiOS版及びAndroid版のサービス提供に関しライセンス契約を締結したと発表している。「Arcane」は、PCオンラインゲーム「Arcane Heart Web(アーケインハートウェブ)」を題材にスマートフォン及びタブレット向けに開発されたリアルタイムMMORPGゲームアプリで、ダウンロード数は9月末で143万を超えるという。

オプティム<3694>:4730円(前日比+230円)
一時4870円まで急伸。10月22日付でマザーズから東証1部へ市場変更すると発表しており、ファンド資金の流入などによる流動性向上に期待した買いが優勢となっている。9月1日に株式売出しの実施を発表した際、本則市場への市場変更を申請していることを公表していたが、東証による承認を受けて改めて注目を集めているようだ。

PCIHD<3918>:7950円(前日比+420円)
大幅に3日続伸。子会社であるPCIソリューションズがアマネク・テレマティクスデザインの一部株式を追加取得すると発表している。従前の出資金額1000万円に加え、アマネク・テレマティクスデザインが実施する予定の第三者割当増資を引き受ける。本件に係る出資金額は1億円。アマネク・テレマティクスデザインは自動車向け高度情報提供サービス事業を手掛ける。

モバファク<3912>:1632円(前日比+300円)
ストップ高。15年7-9月期の業績観測が報じられている。営業利益は前四半期(4-6月)比で約5割増え、1億円前後となったもよう。スマートフォン向けの新作ゲーム「ステーションメモリーズ!」の利用者が拡大しており、課金収入が伸びたという。15年12月期通期の営業利益は前期比14.2%増の2.41億円を見込んでいるが、上方修正される公算が大きいとしている。なお、同社はおおむね報道された金額に近い業績を見込んでいると発表している。

《KS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均