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【材料】三井不、菱地所など不動産株が軒並み高、緩和トレード再燃で業種別値上がりトップ

 三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など大手をはじめ不動産株が軒並み高に買われており、業種別値上がり率でも10時半現在3.4%弱の上昇と全業種中で断トツとなっている。
 市場では「今月30日に予定される日銀の金融政策決定会合では展望レポート発表と合わせて追加緩和の可能性が意識されている。物価上昇率2%の命題は達成にほど遠い状況で、日銀も対策を打ち出さざるを得ないとの見方が外資系を中心に強まっているようだ」(国内ネット証券大手)と指摘されている。金融緩和局面では調達コストの低下メリットが大きい不動産セクターに収益面での恩恵が大きく、それを見こんだ日銀プレー(緩和トレード)が再燃している状況だ。
 海外に目を向けても米国では足もとの経済指標が市場コンセンサスを下回るなどで、利上げが来年にずれ込むとの見方がにわかに強まっているほか、欧州や中国などでも中央銀行が金融緩和に前向きな構えをみせており、世界的な流動性期待の高まりが金利敏感株の先高期待を醸成している。

三井不の株価は10時38分現在3458円(△115円)
三菱地所の株価は10時38分現在2622.5円(△68.5円)
住友不の株価は10時38分現在4209円(△229円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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