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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 18,150円~18,350円。

 米ダウ平均は、ニューヨーク連銀ダドリー総裁の発言により、年内の利上げ観測が後退した安心感から買いが先行、その後も金融大手シティグループや、スポーツ用品大手ナイキの決算内容が市場予想を上回ったことを好感し、終始堅調な取引で大幅反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)115円高(円建)と、値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い優勢から値上がりしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、欧米諸国の株式市場が堅調だったことを手掛かりに、一部では買戻しの動きが見られる公算だが、為替市場では米国の利上げ観測後退によりドルの動きが鈍いことから、輸出関連は冴えない値動きが想定され、また、週末特有のポジション整理も相場の足枷となることが懸念される。

 テクニカル的には、昨日の取引では割り込むと思われていた、目先の下値支持線である25日移動平均線(17,988円前後)を終値ベースでは維持し、18,000円の大台も回復と底堅い動きを見せている。本日も上海市場が急落しなければ、目先の上値抵抗線である5日移動平均線(18,151円前後)を突破し、週足のローソク足が陽線となる18,336円までの上昇を目指す展開となりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、昨日に引き続きボリンジャーバンドの+2σ(2,566ポイント前後)~+1σ(2,531ポイント前後)のレンジ内取引が想定されるが、もう一つの抵抗線である200日移動平均線(2,546ポイント)を上抜くようだと、更なる上昇も期待出来るだろう。マザーズ指数は、25日移動平均線(779ポイント前後)を支持線とし、一昨日の高値(815ポイント)奪還を目指す。

 本日の予想レンジ 18,150円~18,350円。(ストック・データバンク 編集部)

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