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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は119円前後で推移か、欧米株高でリスク回避の円買い抑制も


15日のドル・円相場は、東京市場では119円17銭から118円10銭で軟調推移。欧米市場でドルは118円07銭まで下げた後に118円95銭まで戻し、118円89銭で取引を終えた。

本日16日のドル・円は119円前後で推移か。欧米株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。

NY連銀のダドリー総裁は15日の講演で「12月米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを開始するかどうかわからない」との見方を示した。また、9月のFOMC会合で金利を据え置いた理由について「成長や中国に関する不透明感が要因である」と指摘した。

ダドリー総裁は「最近発表された指標は経済が弱まっていることを示唆している」と述べており、早期利上げには慎重であることをうかがわせる講演内容だった。市場関係者の間からは、10月と11月分の雇用やインフレに関する経済指標の内容が年内利上げの有無を決定する重要な判断材料になるとの声が聞かれている。雇用については、非農業部門雇用者数が10-15万人程度の増加、失業率は5.0%-5.2%であれば利上げを行って問題ない数字との見方が出ている。

《SY》

 提供:フィスコ

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