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【通貨】明日の為替相場見通し=米経済指標次第で一段安も

 今晩からあすにかけての東京外国為替市場のドル円相場は、経済指標の結果次第で117円台へのドル安・円高が見込まれる。予想レンジは1ドル=117円60~119円00銭。この日は米小売売上高が市場予想に達しなかったなど、弱めの米経済指標の発表を受け、米利上げの先送り観測が強まり、ドルは下落。ニューヨーク市場で一時118円50銭台までドル安が進んだ。この流れを引き継ぎ、東京市場では夕方の欧州時間に入り118円10銭台をつけた。今後の焦点は118円ラインを維持できるかだ。米経済指標が相場を左右することになり、今晩発表の米10月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数や9月消費者物価指数(CPI)などの結果が関心を集めている。市場では、「抵抗線の118円を割り込めば、一段のドル安・円高もありえる」(アナリスト)との見方が多い。経済指標が弱めなら117円台中盤への下げも予想される。(岡里英幸)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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