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【市況】東京株式(大引け)=205円高、調整一巡で押し目買い

 15日の東京株式市場は朝方安く始まったものの、下値を拾う動きが活発で、日経平均はその後プラス圏に切り返す動きとなった。
 大引けの日経平均株価は前日比205円90銭高の1万8096円90銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は21億7978万株、売買代金概算は2兆1763億8000万円。値上がり銘柄数は1609、対して値下がり銘柄数は223、変わらずは68銘柄だった。東証1部全体の85%の銘柄が上昇した。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株軟調を受けて寄り付き売りが優勢だったが、日経平均は前日までの2日間で550円の下げをみせており、下値では値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが入り、開始30分過ぎにはプラス圏に浮上する展開に。米国株市場では9月の小売売上高や卸売物価指数が市場予想を下回り、利上げの先送り観測からドルが売られ、為替市場で1ドル=118円台に入る円高は逆風材料に。しかし、中国・上海株をはじめアジア株市場が総じて堅調に推移したことなどから、買い安心感が広がった。
 個別では、三住建設<1821>が売買高トップで大きく買い戻され、ヤマダ電機<9831>も商いを伴い上昇。TOWA<6315>が大幅高で、宮越HD<6620>も値を飛ばした。協和キリン<4151>が高く、カカクコム<2371>、セブン銀行<8410>なども物色人気を集めた。半面、旭化成<3407>が急落、モバクリ<3669>、サンデンHD<6444>も大幅安。シャープ<6753>が値を下げ、パル<2726>、ドトール日レス<3087>などの下落も目立った。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年10月15日 16時23分

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