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2015年10月15日15時37分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ツルハHD、GSユアサ、住友鉱、FFRI

■ツルハホールディングス <3391>  10,100円  +230 円 (+2.3%)  本日終値
 ツルハホールディングス<3391>の戻り一服場面は拾い場だろう。既存店売上高が好調だ。16年5月期は上期が前年同期比1.3%増、下期同0.1%増(年間は前期比0.7%増)の想定だが、第1四半期(5月16日~8月15日)は同6.2%増で着地。9月も前年同月比4.0%増となっている。高付加価値商品のカウンセリング販売強化が奏功したほか、訪日外国人需要の取り込みにも成功した。今期は110店の新規出店(閉店22店予定)と83店の改装でさらなる売り上げ増を見込む。また、11月に中国・四国が地盤のレデイ薬局<3027>を連結子会社化するが、業績予想には織り込んでおらず、上振れは濃厚とみられている。

■GSユアサ <6674>  512円  +10 円 (+2.0%)  本日終値
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>に買いが先行。トヨタ自動車<7203>が2050年までにエンジンだけで走る自動車の販売をほぼゼロにする長期目標を掲げるなか、ハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FCV)、電気自動車(EV)などエコカー周辺の自動車部品や部材を手掛ける銘柄に思惑が錯綜。そのなか、リチウムイオン電池の育成に重点を置く同社にとって、ビジネスチャンスが膨らむとの見方が買いを後押ししているようだ。

■住友金属鉱山 <5713>  1,521.5円  +29.5 円 (+2.0%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>が高い。銅など非鉄価格が反発基調にあり、株価には見直し機運が出ている。特に、14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物の中心限月の12月物は前日比14.4ドル高の1トロイオンス1179.8ドルに上昇。一時は1189.9ドルと6月下旬以来、約4カ月ぶりの水準に上昇した。米国で弱めの経済指標が発表され、利上げ観測が後退するとともにドルも下値を探る動きとなっている。このなか、ドルの代替資産とされる金は上昇基調となっており、同時に、代表的な産金株である同社株に買いが流入している。

■FFRI <3692>  9,400円  +170 円 (+1.8%)  本日終値
 14日、FFRI <3692> [東証M]が、同社の標的型攻撃対策ソフトがバンキングマルウェア「SHIFU」を検知・防御できることを確認したと発表したことが買い材料。検知・防御が確認できたのは、法人向け標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」と個人・SOHO向けセキュリティソフト「FFRI プロアクティブ セキュリティ」の2製品。「SHIFU」は国内の銀行を標的とした不正ソフトで、今年4月ごろから広がり始め、日本の銀行14行を攻撃対象としていたことが報道されている。

■電通 <4324>  6,640円  +120 円 (+1.8%)  本日終値
 電通<4324>が反発。ゴールドマン・サックス証券は14日、同社株の投資判断の「買い」と目標株価7000円を継続した。7~9月期の連結営業利益は前年同期比16%増の340億円とおおむね会社計画線で着地すると予想しており、同証券予想の16年3月通期の営業利益予想1100億円(会社計画比10%上振れ)を据え置いている。「国内外ともに好調な業績モメンタムを継続する」と予想。国内事業が堅調なほか、中国は、2ケタ成長率の勢いを維持していることなどを評価している。

■博報堂DY <2433>  1,185円  +21 円 (+1.8%)  本日終値
 博報堂DYホールディングス<2433>が反発。ゴールドマン・サックス証券では、16年3月期第2四半期営業利益は前年比12%減の93億円を見込み、上期会社計画営業利益160億円に対し6億円の未達と予想。通期営業利益予想387億円(計画比0.4%下振れ)の予想を据え置き、レーティング「中立」と目標株価1100円を継続している。このほかSMBC日興証券では、レーティング「2」と目標株価1400円を継続している。

■大成建設 <1801>  811円  +14 円 (+1.8%)  本日終値
 大成建設<1801>、清水建設<1803>、鹿島<1812>など大手ゼネコンをはじめ、青木あすなろ建設<1865>、銭高組<1811>、浅沼組<1852>など中小型建設株が上値追いの動きを強めている。前日は三井住友建設<1821>がマンション基礎工事虚偽データ問題で売り込まれたことを受け、他の建設株にも連想売りの動きが広がったが、結果的に買い場を提供し、きょうは総じて買い戻される展開となっている。震災復興需要に加えて、ここ活発化する都市再開発や東京五輪関連のインフラ、さらにリニア中央新幹線工事とビッグプロジェクトが相次ぐ状況にあり、大手を中心にかつてない好収益環境が業績増額期待を盛り上げている。さらに、TPPの大筋合意に伴い安倍政権は日本の強みとするインフラ輸出で活路を開く構えにあることも建設セクターへの新たな切り口で注目されている。マレーシア、ベトナム、ブルネイのWTOの協定を締結していない3カ国で市場開放が進み、国土交通省が重視する東南アジア地域でのセールスに勢いがつくとの思惑が強力な追い風をもたらす。

■セブン&アイ <3382>  5,442円  +67 円 (+1.3%)  本日終値
 セブン&アイ・ホールディングス<3382>は3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の投資判断の「B+」と目標株価6000円を継続した。16年2月期第2四半期(3~8月)の連結営業利益は前年同期比3%増の1725億円と上期としては、3期連続で最高益を更新。既存店売上高は好調に推移しており、米セブン-イレブンの収益改善も進んでいる。16年2月通期の連結営業利益は前期比8%増の3700億円と会社予想(3670億円)を上回るとみており、イトーヨーカ堂の構造改革もあり17年2月期は同4000億円と一段の業績拡大を見込んでいる。

■味の素 <2802>  2,527円  +31 円 (+1.2%)  本日終値
 味の素<2802>が3日ぶりに反発。国内大手証券がポジティブなリポートをリリースしている。同証券は、ドル高によるバルク事業の収益改善を織り込み、味の素に対する営業利益予想を若干上方修正したほか、ブラジル即席麺事業の持分売却を16年3月期の特別利益に織り込んだ、としている。動物栄養の市況が高かった15年3月期下期の利益水準が高いため、全社の営業増益率は短期的に鈍化する見通しであるものの、業績変動の激しい動物栄養を除くと、海外食品を中心に利益成長力が高いため、中期視点で評価し買い推奨する、としている。目標株価は3540円から3100円へ引き下げられたものの、レーティングは「バイ」を継続している。

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