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【通貨】外為サマリー:1ドル119円ラインを再度割り込む、米利上げ先送り観測で上値重い

 15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=118円89銭前後と前日午後5時時点に比べ71銭のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=136円52銭前後と同1銭のユーロ高・円安で推移している。
 ドル円相場は午後2時以降、再度売り先行となり119円ラインを割り込んだ。午前10時20分過ぎには119円16銭まで買われたが、119円を超える水準では戻り売り圧力が強く上値は重い展開となった。前日発表された米小売売上高は前月比0.1%増と市場予想(0.2%増)を下回った。また、米連邦準備理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、製造業の判断が引き下げられた。
 米経済指標が弱めで米利上げの先送り観測が強まるなか、ドルは軟調な値動きとなっている。今晩は米10月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数などの発表があり、その結果に対する市場の関心が強まっている。
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1483ドル前後と前日に比べ 0.0069ドルのユーロ高・ドル安で推移している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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